ブランディングと国家

物や人にブランディングがあるように、国家にもブランディングの上手な国とそうでない国があると思います。
私がブランディングが上手だと思う国は、フランスとシンガポールです。
世界で一番観光客が訪れる国はフランスです。
そしてフランスのなかでも特にパリです。
私はパリを何回か訪れ確かに魅力のある都市だと思いますし、他に訪れていない都市があるのにまたパリに行きたいと思わせる引力があります。
世界中の人にそう思わせていると言うことは、パリとフランスはそのブランディングに成功していると言えるでしょう。
ではどうやってそのブランディングをやっているのでしょうか。
例えば日本人にフランスやパリ好きが多い理由は、知らず知らずのうちにそこは魅力的な都市であり国であるという情報が、われわれの頭の中に刷り込まれているということです。
ではどうやって刷り込まれているかというと、雑誌やテレビ番組による情報が一番大きいと思います。
雑誌はパリ特集をくむと必ず売れるというジンクスがあるそうです。
テレビ番組でもよくパリのレストランや美術館の番組を放送しています。
フランスは各国からのそれらの取材をできるだけ好意的に受け入れることによって、自分たちのブランディングを無意識のうちに上げているのです。
その蓄積の上に今のパリとフランスの人気は成り立っているのです。
それから日本に例をとると、日本の主要都市にフランス語とフランス文化のためのフランス文化庁管轄の施設があります。
これはアメリカ以外のほかの国で同じことをやっている国はありません。
そしてフランス語とフランス文化を広めようとする姿勢が少しづつでもフランス好きを増やしていくに違いありません。
たぶんフランス文化庁は世界各国でこのような施設を維持しているわけですから、そのためにかかる国家予算はかなりの額になるでしょう。
しかしフランスはそうすることによって、世界一のブランド力を維持することができるのではないでしょうか。
シンガポールはフランスとは別の意味でブランディングの上手な国です。
国家規模の小さい国でありながら、税金の優遇措置などによって、世界中から企業と優秀な人材を誘致することに成功しています。
またそのためにはシャンギー空港の整備や、コンベンション施設の整備などビジネス需要を掘り起こす、環境の整備に非常に力を注いでいます。
地道な努力と言う意味において、フランスと全く変わりません。
この努力なくして、ブランディングの成功なしと言うことでしょう。

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