芸人とブランディング

テレビ業界でMCをやっている四天王に、ビートたけし・タモリ・明石やさんま・所ジョージがいます。
昨年まではこれに島田紳助がいました。
ここ20年ほどこのメンバーはMCの座に君臨しています。
タモリがMCをつとめる「笑っていいとも」はマンネリで視聴率も停滞していて、打ち切りの噂が絶えません。
しかしこの4人がこれだけ長い間一線で活躍しているのは、それぞれが一定の視聴率を稼いでいるからであり、彼らはテレビ関係者に対してもまた視聴者に対しても、上手にブランディングをしていることになります。
現在この四人はいろいろな立場をこなしていますが、失脚した島田紳助もふくめみんなお笑いタレントです。
お笑い芸人はたくさんいますが、そのなかでこの5人が頭角を現したのは、才能があったことは間違いないにしても、上手なブランディングを行なったこともあるにちがいありません。
この5人を比べると、島田紳助・明石やさんま・ビートたけしが毒舌型でタモリと所ジョージが穏健派というわけ方が可能です。
ビートたけしは毒舌型であるものの、紳助やさんまのように機関銃のようにしゃべりまくるタイプではありません。
MCのタイプとしては自分が目立つタイプではない穏健派のタモリや所ジョージに近いと言えます。
紳助とさんまの毒舌は、このふたりだけしかできないい名人芸で、他の人が代わりを勤めることは不可能です。
例えばさんまの「ほんまでっかテレビ」はさんまがMCでなければ成り立たない番組です。
紳助がMCを勤めた「法律相談所」も同じです。
一方タモリがMCを勤める「ミュージックステーション」など、タモリが勤める必然性はほとんど感じられません。
たけしの健康番組や、所ジョージの情報番組も同じです。
この3人は番組内容とそのキャラクターに密接な関連性がないといえるでしょう。
所ジョージが歌番組のMCでもよく、タモリが健康番組のMCでもいいというわけです。
ですからこの3人はこれからライバルが出てきた時には、MCから外れていく可能性を持っています。
高いギャラを払っている割には、誰でも出来るような役回りをしているわけですから、それは当然の流れでしょう。
ですから紳助がいなくなった現在、自分のキャラクターだけでMCを勤めているのは明石やさんまだけと言うことになります。
今後紳助やさんまのような、個性のあるMCが出てくるのか注目されます。
彼らは20年にわたり一線にいるのですからそろそろ次が出てこないと間に合いません。

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